人を大切に!
ここで働きたいと思える会社に!
株式会社島田電機製作所(本社:東京、創業:1949年、以下同社)は、高級ホテルやオフィスビルのエレベーター用ボタン、操作パネル、フロアインジケーターなど、オーダーメイドのエレベーター部品を専門としているそうです。このニッチな分野において、同社は国内市場で60〜70%という高いシェアを誇ります。
同社の強みは、一貫生産体制にあります。デザイン提案から製造までを自社で手がけることで、外観や機能性などはもとより、機械本体の耐久性や保守性などにも配慮したモノづくり、そして細かな顧客の要望にも柔軟にも対応でき、カスタムオーダー品でも競合他社より迅速な納品を実現しているとのこと。
同社の中核には、「モノづくり(製造)」「チームづくり(組織)」「ファンづくり(関係構築)」の3つのj軸があるそうです。モノづくりでは、オーダーメイド製品や自社ブランド「SHIMAX」を通じて、顧客の期待を超える製品を追求。チームづくりでは、すべての社員が成長し、やりがいを持ち、常に向上できる環境づくりを目指しているそうです。ファンづくりでは、工場見学、広報活動、SNS発信などを通じて、強固なコミュニティを築いているとのこと。
東京都中小企業振興公社が発行する月刊冊子TokyoBizBeat202年12月号で、同社社長島田氏は、「結局は、人が一番」を強調されています。この信念は、中国での経験から生まれ、社員の幸福を優先する経営改革につながったそうです。2013年の社長就任後、売上成長を遂げる一方で、真の満足は売上目標の達成ではなく、人を大切にする経営にあるとも気づいたとのこと。「島田塾」と呼ばれる社員研修プログラム、福利厚生施設、ユニークなボタン押し体験スペース「OSEBA」などの取り組みにより、社内の活性化と企業の認知度向上を実現。いまでは、下請けから脱却し、市場ニーズに基づく自社製品の開発を行うようになったとのことで素晴らしいですね。 同社は、古くから言われる「三方よし」の経営を実践されているようで、日本のモノづくりここにありと、誠に心強く感じます。 同社の益々のご活躍とご発展を祈念します。(AS)
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