インフラ寿命を延ばす小さな大物
長寿命防錆防食の耐久力の金属表面処理技術竹中製作所(本社:大阪、以下同社)は、ボルト・ナットを専門とするメーカーとして1935年に創業、今では特殊ボルト・ナットで国内外で他の追随を許さないほどの信頼と実績を積み上げてこられたとのこと。
京都大学との共同開発のもと、1985年に製造販売が開始されたタケコート®-1000と名付けられたフッ素樹脂よる防錆防食コーティングを施したネジ製品や金属部材などは世界一のシェアを誇るそうで、橋梁、地下セグメント、地下埋設管、海洋構造物、石油プラントなどの締め付け用ボルトなどの長期間の防錆防食性が必須の分野で多くの実績を有し今や必須部材となっているようです。
タケコートの他にも、さまざまな素材、超精密切削ボルトから熱間鋳造ボルトに至るまで多くの製品を製造販売しているだけではなく、1989年よりエネルギーやインフラ業界向けの産業用電子機器の開発製造も手掛けておりその具体的提案力と迅速な対応力は業界でも定評があるようです。
ここANSListsでは、既存のボルトに比べて10倍の防錆防食能力を有するタケコート®-1000が、同ボルトを使用するシステムの寿命を大幅に伸ばすことになるであろうことや、CO2削減効果のみならず物の製造供給を無駄にしないことに繋がると評価し「物にやさしい」企業として取り上げました。
顧客企業の要請に迅速にこたえるべく研究開発にも力を注ぐ同社の益々の活躍を祈念しています。(AS)